【読感】眠れない一族
2015年6月15日 読書副題
食人の痕跡と殺人タンパクの謎
あらすじ
ぐぐれ
タンパク質の異常による病気、いわゆるプリオン病は唐突に発症する事もあり、遺伝や感染することもあるといった従来の病気では起こり得ないような動きをする。
これはプリオンが突然変異で発生し、周囲のタンパクを自分と同じ形に作り変えて病気が進行し、時に感染することもあり(スクレイピー、クール―病、クロイツフェルト・ヤコブ病)、またプリオンを生成する遺伝子もあるので遺伝する事もある(致死性家族性不眠症)、みたいな内容…?(適当
発見するまでの科学者達のドロドロしたドラマが中々面白かった、ガイジュシェック兄貴のフリーダム東南アジア乱交生活とか、俗物一代成り上がり記とか。
自分で増殖するタンパクとかそりゃ原因特定まで大変だよね、ステーキの上に目玉焼き載せて、一年放置したら全部目玉焼きになってたみたいな事だし。
不活性化する決定的な手段が無いって結構ぞっとする、灰にしても無理かもみたいな世界だってさ。
糖尿病等の遺伝的要因も関係する病気はプリオンが関係しているのではないかという説はとても面白かった、言われてみれば遺伝でも生活習慣でも発生するって性質は似てる。
もしかして老衰だって将来的には病気扱いになるのかもね、みんなが老いるなら異常とは思わないし。
ちなみに日本人の遺伝子は大半がホモ接合体だから狂牛病等を含めたプリオン病への耐性低いんだってさ、ホモは帰ってくれないかなんて言ってる場合じゃないよ?
イギリス人は多くがヘテロ接合体で、こっちは耐性あるんだってさ、ホモでもヘテロでも長所短所の差は他にほとんど無いのに、なんで割合の差が違うんだろうね?
唯一の長所は…
つまり、遥か昔に……
そしてタイトルに繋がると、綺麗にまとまったね。
ところで本能というものは、実際の所動物にとっての良い事と悪い事を判断してくれなくて、良い事を本能的にする動物が生き残ったから、現代では良い事を本能的にする動物ばかりになったそうな。
食人はほとんどの文明で禁止され、そして多くの人が本能のレベルで食人を忌避するのは過去に食人が原因のプリオン病の蔓延による淘汰があった事とやっぱり関係があるのでは?
特に意味のない暴力やカニバリズムを多くの人が避けるのは、やっぱり原因があったからなのかなあと思いました、人間の道徳というものは、もしかしたらほとんどが人間が猿だった頃から作られてきたのかもね。
食人の痕跡と殺人タンパクの謎
あらすじ
ぐぐれ
タンパク質の異常による病気、いわゆるプリオン病は唐突に発症する事もあり、遺伝や感染することもあるといった従来の病気では起こり得ないような動きをする。
これはプリオンが突然変異で発生し、周囲のタンパクを自分と同じ形に作り変えて病気が進行し、時に感染することもあり(スクレイピー、クール―病、クロイツフェルト・ヤコブ病)、またプリオンを生成する遺伝子もあるので遺伝する事もある(致死性家族性不眠症)、みたいな内容…?(適当
発見するまでの科学者達のドロドロしたドラマが中々面白かった、ガイジュシェック兄貴のフリーダム東南アジア乱交生活とか、俗物一代成り上がり記とか。
自分で増殖するタンパクとかそりゃ原因特定まで大変だよね、ステーキの上に目玉焼き載せて、一年放置したら全部目玉焼きになってたみたいな事だし。
不活性化する決定的な手段が無いって結構ぞっとする、灰にしても無理かもみたいな世界だってさ。
糖尿病等の遺伝的要因も関係する病気はプリオンが関係しているのではないかという説はとても面白かった、言われてみれば遺伝でも生活習慣でも発生するって性質は似てる。
もしかして老衰だって将来的には病気扱いになるのかもね、みんなが老いるなら異常とは思わないし。
ちなみに日本人の遺伝子は大半がホモ接合体だから狂牛病等を含めたプリオン病への耐性低いんだってさ、ホモは帰ってくれないかなんて言ってる場合じゃないよ?
イギリス人は多くがヘテロ接合体で、こっちは耐性あるんだってさ、ホモでもヘテロでも長所短所の差は他にほとんど無いのに、なんで割合の差が違うんだろうね?
唯一の長所は…
つまり、遥か昔に……
そしてタイトルに繋がると、綺麗にまとまったね。
ところで本能というものは、実際の所動物にとっての良い事と悪い事を判断してくれなくて、良い事を本能的にする動物が生き残ったから、現代では良い事を本能的にする動物ばかりになったそうな。
食人はほとんどの文明で禁止され、そして多くの人が本能のレベルで食人を忌避するのは過去に食人が原因のプリオン病の蔓延による淘汰があった事とやっぱり関係があるのでは?
特に意味のない暴力やカニバリズムを多くの人が避けるのは、やっぱり原因があったからなのかなあと思いました、人間の道徳というものは、もしかしたらほとんどが人間が猿だった頃から作られてきたのかもね。