行ってきました、科博の大英博物館展
激混みするから早めに行きたかったけどいつものように寝坊、重課金電車で11時くらいに到着した時にはもう80分待ち、事前知識を仕入れるために購入した本で待ち時間を潰す
「頭骨コレクション――骨が語る動物の暮らし :福田 史夫(著)」
頭骨好きの教授さんが、実体験も交えつつ初心者にもわかりやすく頭骨のことを解説してくれる本
とても面白くて難易度も丁度よかったです、骨に興味のある人はここから入ってもいいかも
今回の日記に活かさせてもらいます
まずは、今回一番見たかったモアの骨格標本の感想から
ダチョウの従兄弟的な生物だけど、生息域に天敵がいないせいか全体的にダチョウよりガチムチ体型
特に脚が凄い、まるで歩行型ロボットに鶏が座っているように見える
骨は正直なので、きっと生前のモアはダチョウのように素早く走るよりも、象のように悠々と闊歩していたのでしょう
大型草食動物のニッチに収まっていたのかな
写真右上の、いわゆる「普通の鳥」の骨格をご確認、鳥が飛ぶための筋肉は体重の2~4割ほどもあり、それを胸骨板(文字通り、胸に付いている板)に繋いで動かしています
もちろんモアは飛ばないので胸骨板もかなり退化しています
それどころか腕が無い、結構ガン見したけど痕跡らしきものも見つかりませんでした
また、鳥の骨は飛ぶために限界まで軽量化がされているけれど、モアの頭蓋骨は分厚くいかにも頑丈
以前、干からびたコウモリを拾った時に消毒液ぶっかけてカッターであちこち切って調べたことがあります
その時印象深かったのが、頭蓋骨がとても薄くて脆い事で、飛ぶことにはちゃんとデメリットがあるんだなあと関心しました
ちなみにコウモリは世界最小クラスの哺乳類だそうです、その上で飛ぶために進化しているのだから薄っぺらくて当然ですよね
その反対にモアの頭骨がやたらと頑丈そうなのは同種との喧嘩にでも対応したのかも、天敵がいないと同性や同種がある意味で天敵になりますから
鳥のようで鳥じゃない、ダチョウとも結構違う
あえて言えば恐竜に近い、そんな特殊な鳥
今までの鳥のイメージが変わります、これは必見ですよ
それ以外で目を引いたのはいくつもあるけれど、3つだけ紹介します
三枚目左上、オオナマケモノの口
オオナマケモノの骨格自体かなりの見もので、ほとんど鎧のように厚く広く立派な骨です
でも歯は正直ですね、犬歯らしきものは見えますが大半は太い臼歯で、植物の根が主食という説に説得力を与えています
左下、ペンギンの剥製
なんだかとてもシュールで気に入りました
今の剥製は美術品としての性質もあるけれど、昔の剥製は資料としての性質が強かったようで、どれも死体そのままのようなポーズです
目玉もガラス玉じゃなくてただの綿か何かみたい
これを持ち帰ったイギリスのチームの経歴が、またなんとも切なくて…
右、猫のミイラ
猫好きで有名なエジプト文明より
ちゃんと顔も書かれていて猫好きな人なら親近感を持つのでは?
数千年前の一般庶民のお絵かきセンスも見える微笑ましい一品
ついでに、写真には撮らなかったけど、象の歯の化石について
展示されている化石をよくみると先の方がすり減っていて、使い込まれた工具のような印象を受けると思います
象の歯はサメの歯と少し似ていて、後ろから前へ押し出されるようにして新しい歯が次々に生えてきます
だからすり減り方に違いがあるんです、立ち止まって見る余裕があればよく観察してみると面白いと思います
以上で雑ですがレポを終わりにします
激混みなので、可能なら平日の早くや遅くに行ったほうがいいかも
色々な物が見れて面白いです、あなたの価値観に響く何かがありますように
激混みするから早めに行きたかったけどいつものように寝坊、重課金電車で11時くらいに到着した時にはもう80分待ち、事前知識を仕入れるために購入した本で待ち時間を潰す
「頭骨コレクション――骨が語る動物の暮らし :福田 史夫(著)」
頭骨好きの教授さんが、実体験も交えつつ初心者にもわかりやすく頭骨のことを解説してくれる本
とても面白くて難易度も丁度よかったです、骨に興味のある人はここから入ってもいいかも
今回の日記に活かさせてもらいます
まずは、今回一番見たかったモアの骨格標本の感想から
ダチョウの従兄弟的な生物だけど、生息域に天敵がいないせいか全体的にダチョウよりガチムチ体型
特に脚が凄い、まるで歩行型ロボットに鶏が座っているように見える
骨は正直なので、きっと生前のモアはダチョウのように素早く走るよりも、象のように悠々と闊歩していたのでしょう
大型草食動物のニッチに収まっていたのかな
写真右上の、いわゆる「普通の鳥」の骨格をご確認、鳥が飛ぶための筋肉は体重の2~4割ほどもあり、それを胸骨板(文字通り、胸に付いている板)に繋いで動かしています
もちろんモアは飛ばないので胸骨板もかなり退化しています
それどころか腕が無い、結構ガン見したけど痕跡らしきものも見つかりませんでした
また、鳥の骨は飛ぶために限界まで軽量化がされているけれど、モアの頭蓋骨は分厚くいかにも頑丈
以前、干からびたコウモリを拾った時に消毒液ぶっかけてカッターであちこち切って調べたことがあります
その時印象深かったのが、頭蓋骨がとても薄くて脆い事で、飛ぶことにはちゃんとデメリットがあるんだなあと関心しました
ちなみにコウモリは世界最小クラスの哺乳類だそうです、その上で飛ぶために進化しているのだから薄っぺらくて当然ですよね
その反対にモアの頭骨がやたらと頑丈そうなのは同種との喧嘩にでも対応したのかも、天敵がいないと同性や同種がある意味で天敵になりますから
鳥のようで鳥じゃない、ダチョウとも結構違う
あえて言えば恐竜に近い、そんな特殊な鳥
今までの鳥のイメージが変わります、これは必見ですよ
それ以外で目を引いたのはいくつもあるけれど、3つだけ紹介します
三枚目左上、オオナマケモノの口
オオナマケモノの骨格自体かなりの見もので、ほとんど鎧のように厚く広く立派な骨です
でも歯は正直ですね、犬歯らしきものは見えますが大半は太い臼歯で、植物の根が主食という説に説得力を与えています
左下、ペンギンの剥製
なんだかとてもシュールで気に入りました
今の剥製は美術品としての性質もあるけれど、昔の剥製は資料としての性質が強かったようで、どれも死体そのままのようなポーズです
目玉もガラス玉じゃなくてただの綿か何かみたい
これを持ち帰ったイギリスのチームの経歴が、またなんとも切なくて…
右、猫のミイラ
猫好きで有名なエジプト文明より
ちゃんと顔も書かれていて猫好きな人なら親近感を持つのでは?
数千年前の一般庶民のお絵かきセンスも見える微笑ましい一品
ついでに、写真には撮らなかったけど、象の歯の化石について
展示されている化石をよくみると先の方がすり減っていて、使い込まれた工具のような印象を受けると思います
象の歯はサメの歯と少し似ていて、後ろから前へ押し出されるようにして新しい歯が次々に生えてきます
だからすり減り方に違いがあるんです、立ち止まって見る余裕があればよく観察してみると面白いと思います
以上で雑ですがレポを終わりにします
激混みなので、可能なら平日の早くや遅くに行ったほうがいいかも
色々な物が見れて面白いです、あなたの価値観に響く何かがありますように
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