これほどシンプルで完成されたカードはちょっと思いつかない
全カードの中でもベスト3に入るくらい好き、黒のカードでは一番かな
ブームに乗じて語りたい

特に優れた所は能力で死刑台への13階段を表現している所

階段を登る前、死が見えない時、具体的にはライフ13以上では死の影は存在できない

けれど一段目に足をかけた時、死が見え始めるライフ12の時にこいつは現れる
貴方が死刑台を一段上がるごとに影は少しずつ大きくなっていく

そして死の影が最大の時、つまり13段登り切った時
ライフ0、プレイヤーは死亡する

そのことを踏まえてフレイバーテキストやイラストを眺めると、これがまた渋い
直接的過ぎず遠回し過ぎず、フレイバーテキストなんて文字通り匂ってくるよう
蝋燭だなんて少し月並みだけどいい暗喩だと思わない?

能力の表現力もだけど、1マナ13/13という頑張って工夫してデッキを作りたくなるカードデザインも秀逸、一概に強い弱いで語れないカードっていいよね
実際ちょくちょく使われてて嬉しい

クリーチャータイプはアバター
イラストのように堂々と自分の死の化身を従えるなんて、まさしく黒魔術だね!
死へ向かう恐怖が増すにつれて巨大になる生物なんてのも黒らしくていい

初心者に黒の魅力である命を削る楽しさを教えるには最適だから、基本セットに入ってエントリーセットとかにふらりと採用されないかなあとずーーーーーっと思ってる
そういえばプレイヤーの命を削って強くなる生物は沢山いるけど、プレイヤーの命が削れることで強くなる生物って意外と珍しいんじゃないかな?

とても短く初心者でもわかるくらいシンプルな能力
でありながら死刑への過程をゲームの進行と綺麗にシンクロさせている
自分には欠点が見つからないくらい完璧に近いデザイン
これを初めて見た時の感動は、なんというか、ちょっと言葉で表現できない
日フォイルあるけど出さないよ!観賞用だから一枚しか買わなかった事をちょっと後悔

まだまだ色々語りたい事はあるけど、とりあえずここまで

ちなみに各色で得に好きなカードは以下の通り
白《カタパルトの達人/Catapult Master》
青《時間の伸長/Time Stretch》
赤《最後の賭け/Final Fortune》
緑《アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck》
そして黒は《死の影/Death’s Shadow》

それでは長々とご清聴いただきありがとうございました

コメント

アレな人
2015年2月25日6:54

死の影いいよね!
最近の黒いカードはドレインに走りすぎ。

シグ
2015年2月25日12:27

なんかニクサシッドも一緒に思い出しました。
使いたかったけど、上手く使えなかったんだよなー、勢で。

mukai2
2015年2月25日12:32

文学院長ほんとすこ

インスマス
2015年2月25日16:30

死の影カッコいいし初心者にこんなおもしろいカードがあるんだよって教えたくなります

ykb
2015年2月25日22:53

>>アレ
最近の黒はデメリット薄くて困る、ライフ7点くらい持ってってくれないと
>>シグプロ
荒廃稲妻撃って、ちあみんからめくろう(思考停止
>>mukai2
アリシャス!好評感あるからもう一枚分くらい書きたくなる
>>鱒君
シンプルで派手なのに壊れじゃないカードって凄いよね

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